キン肉マン考察コラム#17 完璧始祖編の主人公は誰か? その2(ネメシス編)

 完璧超人始祖編の主人公は誰か?その2


 第三候補:ネメシス・・・主役度68%


このシリーズにおける「完璧超人軍側の主人公は?」と言われれば
間違いなく彼がダントツで一位だろう

本名はキン肉マンの祖父キン肉タツノリの弟「キン肉サダハル」
この本名もひねりが効いています


おそらく元ネタは王貞治

兄以上の素質を持ちながらその強大すぎる力故「王」になれなかった男が「サダハル」
セ(正義超人)・リーグからパ(完璧超人)・リーグに移ったからサダハル


 編集部に送られてくる超人募集には昔から「キン肉マンタイプの超人」が
多数送られてくる伝統がありまして、旧作ではその期待に応えるかのように
シルバーマン、ゴールドマン、グレート、運命の五王子などが登場しました


キン肉マンの元ネタのウルトラマン(セブン成分も少し入ってる?)
自体が完成されたデザインであるため派生キャラクターを作りやすいという所でしょうか



今回のシリーズでも「キン肉マンタイプ」の敵超人を出すと決めたら
気遣わなければならないのは旧作最終シリーズ「王位争奪編」における
「運命の五王子」以上のキャラクターに育て上げなければならない事



ゼブラ、フェニックスよりも「強い」存在である事を説得させなければなりません

そこでネメシスに与えられた設定は「本物のキン肉王家である」事

ゼブラやフェニックスがいかに手ごわかったとしても所詮は「ニセ王子」
本物であるネメシスが「キン肉王家を見限り出奔した」事で
「キン肉族の闇」にメスが入る


 キン肉族は正義超人界のリーダーシップを取る存在でありながら
(旧作では仮面ライダーやウルトラマン等実名を出してそれらのヒーローより上と書かれた)
その歴史は権力の奪い合いによる血塗られたモノだった


 マッスルスパークを簡単に習得してしまうほどの素質を恐れた王家によって
サダハルは地下深くに幽閉されてしまう

サダハルの存在を口に出しただけで死刑執行という非常極まりない王家
さらに兄であるタツノリが大王に就いてからも政治の闇は存在していた


兄の助言で死刑執行前に脱走するサダハルは聖なる完璧の山へと目指し
そこでミラージュマンに認められ完璧超人ネメシスへと転生する


 しばらくしてからキン肉星では後に「肉のカーテン」の伝承となる
事件が起こる

「敵の捕らわれてもマスクをたった一人で守り切った」その伝承は実は
「王家内部の謀反者によってタツノリを亡き者にするため」の策略だった
「いつまでたっても助けが来なかったためタツノリは一人でそれを耐えて帰還した」


当然兄を助けに山を降りようとするネメシスだがミラージュマンが彼を制止する


完全に見限ったキン肉王家に対して今度は兄への愛情故芽生える「憎しみ」
数々の王家の闇を体感したネメシスはその体現者としてキン肉マンに立ちふさがります


 キン肉マンが超えなければならない「壁」「現実」「闇」の体現者としてこれほど
完成されたキャラクターは存在しません


キン肉マン達正義超人軍は一人も「きちんとした形で」完璧始祖をKOしてないのですが
ネメシスはキン肉マンは同然として「正義超人軍全員が立ち向かわなければならない壁」として
完璧始祖以上の存在感を出していました


 ライバルとして完成されすぎたキャラクターは
本来立てなければならない主人公の存在すらをも超えることがあります



私が知っている限りではKOFの八神庵、烈火の炎の紅麗、デスノートのL等

ネメシスは人気投票でキン肉マンを上回ったわけではありませんが
仮にこの先もライバルポジションとして出番をもらえるとしたら
未来で投票数を上回ることもありえます


 
 試合内容ではキン肉マンを除けば正義超人軍最強と言っても過言ではない
ロビンマスク、ラーメンマンを立て続けに撃破


特に運命の五王子を3人まで相手したロビンに勝ったことで
「運命の五王子とは違う本物」の説得力を増しました

ラーメンマン戦ではラーメンマン側にも「完璧の山に渡ろうとしていた」
後付け設定が足されてその試合が
「正義超人を見限った者と居残った者」との対比として盛り上げました


 この二つの試合でネメシスを窮地から救ったのはいずれも
キン肉マン達が「友情パワー」や「火事場のクソ力」と呼び
タツノリが「慈悲の心」と呼んでいた力でした


見限ったはずのキン肉王家の力に自分自身が目覚めつつある
これも「主人公」にふさわしい展開だと思います


彼の魅力は自分が「慈悲の心」に目覚めつつあるその時においても
完璧超人であろうとした事です


正義超人が各々を想う気持ちと
自分自身が「自分を拾ってくれた完璧超人軍のため」に尽くす気持ちが
同一である事に気づかずクソ力に目覚めていくネメシス


それ故彼は最後の最後まで完璧超人であろうとして
シルバーマンの禁断の必殺技・アロガントスパークに手を出してしまいます


もしも自身に宿る「慈悲の心」を受け入れていたら
スグル以上のマッスルスパークが放てていたのかもしれません


 結果的にこのアロガントスパークは彼自身を痛めつける事になり
敗因となりえるわけですが「完璧超人であろうとした」彼は
間違いなく誇り高く美しい戦士でした


誇りの高さ、実力、試合の中での成長度
どれをとっても主役を超える勢いのライバルですが
おそらく今回のシリーズで出番は打ち止めでしょう

もっと出番があればキン肉マンを超えるキャラになるかもしれない
そういう意味で現時点での主役度は「キン肉マンよりわずかに劣る68%」


もちろんキン肉マンがそうであるようにネメシスの「68」にも意味がある



その3こそはストロング武道、超人閻魔(ザ・マン)!!




続く




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