キン肉マン 考察コラム#20:完璧超人始祖編の「後付け」「んなアホな」を考察する

 ゆでたまご氏の漫画はその場の盛り上がりを重視して
矛盾や後付け設定を繰り返すのが定番ですが
(闘将!ラーメンマンなどが顕著)


それを同じシリーズの中で何度も繰り返すのも有名です
例:王位争奪編でスグルが捨てられた年齢が0~5歳で往復する


「完璧始祖編」ではどうか?シリーズが始まった38巻から振り返って
全208話内で「これは後付けだろうな」という設定や
矛盾をおこした設定を振り返る
 「んなアホな」とは矛盾同様キン肉マンの恒例とんでも理論の事である
旧作でいえば「重たい方が先に地面に落下」「試合中に前方後円墳を見つけ出して
マグネットパワーのシャットアウト」「コントローラーの背面にアシュラマンの冠が
セットできるピッタリの穴がある」等

こちらも併せて振り返っていく


 第一の矛盾:ターボメンの発言
テリーマンの「お前たちがヘルミッショネルズが優勝した際地球に侵攻すると言われていた
完璧超人の本隊か」という発言にたいする返答

「ネプチューンキングは俺たちを弟子の様に吹聴していたが」
ネプチューンキング、ネプチューンマンが引率していた
数だけ多い「主流派」と今シリーズで訪れた「完璧無量大数軍」は
別の派閥であることが明らかになる
つまり「完璧無量大数軍」は「地球に侵攻するはずだった完璧超人軍」とは別の物である

にも関わらずターボメンの言い方だと
「ネプチューンキングの弟子では無いが同僚ではある」とも捉えられる

元・同僚ではあっても10万年以上前に完璧無量大数軍を脱退しているので
「主流派」と「完璧無量大数軍」は別物という設定は
当初の予定では無く同シリーズ内での後付け設定の可能性が高い



 そしてこれらが矛盾、後付けである事を裏付ける
ストロングザ武道(以下S武道)の発言

「タッグ・トーナメントで最低の行為をした時点で
幹部の座から落脱した」にあります

「完璧無量大数軍を脱退後も幹部としての権限を残してやった」ともこじつけられますが
まるで「同じ軍団内の幹部の一人」であるかのような言い方

やはり「完璧無量大数軍」と「ネプチューンキングが率いていた大群」は
当初は同一の物にする予定だった可能性が高い



 第二の矛盾発言:同じくS武道から
「お前か~っわが同胞ネプチューンマンを洗脳して条文にサインさせたのは~?」

この後も「私が目をかけたネプチューンマン」など
ネプチューンマンを直接指導した事がある口ぶり


ネプチューンマンはS武道とは相対する「主流派」のネプチューンキングの弟子なので
S武道とはそこまで接点は無いはず


ちなみにこの件については後にネプチューンマン自身も
「私も無量大数軍の一員だった」と証言している


無量大数軍を抜けたネプチューンキングに拾われたにも関わらず
無量大数軍の一員として在籍していた時代があるのはおかしいのだ


この件に関しては私の他のコラム

を読んでいただければこじつけ的に矛盾は解決しますが


 この件に関してもやはり後付けで「第一の矛盾」同様
当初は「完璧無量大数軍」と「主流派」の区別が無かったと予想できる


そして最初のうちは「ネプチューンマンもネプキンもS武道が
一目置いて直接指導していた」という設定にするつもりだったのではと


 第三の矛盾
続けてS武道のセリフ

「何故超人としてのパワーをなぜ世間に誇示しようとしない?」
「平和な世の中になってしまってはそんな力など必要なくなってしまうではないか」



 後にS武道の正体が神の座を降りた男「ザ・マン」である事が分かりますが

彼らの目的が「キン肉マンをはじめとする火事場のクソ力の使い手の抹殺」
その理由が「古代超人界のように強者が力を暴走させて弱者をいたぶる惨劇を繰り返さないため」

つまり彼らなりに「管理」しようとして今回の戦争が起きてしまった事が語られます


にも関わらず初期のS武道のこのセリフからはまるで
「超人同士は血みどろで争い合うべきだ」という主張があるかのように取れるんですけどね


このセリフから当初は「S武道=超人閻魔=真の完璧超人の長」の構想はあったとしても
完璧超人始祖やザ・マン、今回完璧超人たちが「粛清」に来た理由などは考えておらず

ネプキン同様漠然と「地球を支配する」的な
わかりやすい目標をもった悪役にする予定だったのかもしれません





 第4の矛盾:ナツコが標準語


 ぶっちゃけどーでもいい矛盾ですけど一応収録しておきます
読み切り作品を載せた「37巻」の時点でもうすでに標準語ですけど


ただでさえ男だらけで女性キャラが薄味な漫画なのに
「関西弁」がキャラクターだったナツコが標準語になってしまって
余計に薄くなっています

これに関してはまあ「あれは日本語では無く英語でテリーに話していた」
という事にしておきましょう

後にテリーと結婚してテキサスに移住してキッドを儲ける未来ですから
関西弁よりも英語が板についてしまったという事にしておきましょう



 第1の「んなアホな」:カーメンの頭のコブラ(コスチュームの一部)を殴ると
カーメンにダメージが入って実体化する


完璧超人始祖編「んなアホな」その1
本当はターボメンのアースユニットにするべきか迷ったけどこっちで

「お前の顔強の術を解く急所はこのコブラだーっ!」といいクラッシュマンが
カーメンの額のコブラをエルボーするとカーメンがよろめいて顔だけだった姿の全身を現す


クラッシュマン曰く
「正義悪魔のあらゆる超人たちの特徴は研究済み」


カーメンは今まで一度も顔強の術も額のコブラが急所である事も晒したことは無いんですが



 そしてこの試合の「んなアホな」でいえばミイラパッケージでくるんだ
クラッシュマンをストローで吸い上げようとして逆にカーメンが自爆する場面も有名ですが
(機械超人らしいが血は通っているので吸える体液はあるはずだが)

ここで「機械相手にそんな技をかけてしまった事自体がアホ」とは言いません
真の「んなアホな」は


吸っている途中で気づかない事

という事なんです


 明らかに異物が口に吸い込まれてきたら誰だってわかるだろうと
頬が裂けるまでギリギリを超えて吸い上げる必要はあったのかと


この試合はゆでたまご氏の「カーメンは早めに処理しないと」という
魂胆が見え隠れしており脚本にキャラクターが引っ張られてしまう形で
強制的にカーメンが「アホ」になったり敵であるクラッシュマンが
未公開情報を武器に閃いたりしていた部分が大きかったです

「んなアホな」シリーズというよりは「脚本による強制力が目立つ試合」でしたが
一応言わせてもらいました




ここまで内容的には38、39巻ですのでまだまだ続く?










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