キン肉マン振り返り感想文 第37巻 レビュー その2 キン肉マンVSテリーマン 前編

 「問題や不満点もある」と評した「第37巻」収録の二作品目
「キン肉マンVSテリーマン」を感想、レビューしていきます


この作品は「キン肉マン二世」本編に収録されていたため
わざわざこの「37巻」を買ってまで読みたいか?と言ってしまえばそうでもありませんが

「この作品がはじめての単行本収録」の体で進めていきます



タイトルは「キン肉マンVSテリーマン」ですが
視点は「二世」新世代超人(ニュージェネレーション)と
呼ばれるキン肉マンとテリーマンの息子
万太郎とキッドから始まります


いきなり女の子のナンパ合戦による冒頭
万太郎VSキッド


この二人が手を引きあって綱引き状態のギャルがどう見ても
可愛くは思えないんですが

しかしながらイケメンのキッドを選ぶわけじゃなく
「どっちでもいい」と答える辺り
中身的には出来た子なのかもしれません


「ようしこうなったらレスリングで勝負だーっ!」



「キン肉万太郎とテリー・ザ・キッドが闘うらしいぜ」
「こりゃあ新世代超人の超ドリームマッチじゃないか」


集まるヤジ馬たち

ハラボテがこの場にいたら「金になる」と踏んで
すぐにでも会場を抑えてチケットを売りさばきそうですが



今回一言もセリフはもらえていませんが
万太郎とキッドの仲裁をしなくてはならないセイウチンが不憫です


こんな処遇が続けば
そりゃ完璧超人になりたくもなるわ



そんな二人を止めるべく現れたのはミート

「完璧超人始祖編」から見直すと久しぶりに
長セリフを用意されたミート


心なしか現行シリーズより子供っぽくも見える
(21世紀の服のせいか?)


そしてやはり松島みのりの声で再生されますね


「休みの日に遊んじゃいけないとかじゃなくてファイトに対する姿勢に問題がある」


万太郎とキッドに説教を始めるミート


「女の子を取り合っての痴話げんかでレスリングなんて」

「お二人の父親が知ったらさぞかし嘆き悲しむでしょう」




この二人の父親も怪獣退治編の時くらいまでは
結構色々おふざけしてきた輩だと思うが


超人タッグトーナメントでは場外乱闘しそうになるし


そもそもスグルVSフェニックスも
ビビンバの取り合い的な側面もあったのになぁ



「あなたたち二人の父上は29年前
あんなにも厳粛で崇高な戦いをしたのに」



キン肉マンとテリーマンが直接対決したことがあっただってー!?
(初見並の感想)



「でたらめいうなミート!
父上とテリーマンは対決したことが無くて有名なんだぞ」



「なぜか対決していないカード」として
キン肉マンVSテリーマンは21世紀まで語り継がれる事になるんですね



 「それではこれをお見せしましょう」


キン肉マンVSテリーマンが実際に行われた証拠として
試合が行われたとき二人が身に着けていた
キン肉マンのタンクトップとテリーマンのサポーターを取り出すミート


「臭そう」っていう感想もありますが
一番の疑問は「キン肉王宮などで保管せずキン肉ハウスの
木棚の一角で箱に入れっぱなしで自分は29年間冷凍睡眠」
なんてしたら虫に食われていてもおかしくなさそうと思ってしまいました



「あくまで公式試合ではなく番外試合として」

「この試合を見た者は身内か数人」


よくこんな豪華なカードを非公式試合にする事を超人委員会は許可したなあと
あの金にがめついハラボテがなあと素直に思ってしまう


まあネメシス関係の立ち回りを見ると
「締めるところは締める」性格でもあるんだろうけど



「ズット眠っていた僕にはあの頃の記憶が鮮明に蘇ります」



一般生活を送る過程でも良くある事なんですが
眠った前後の記憶があいまいになる事がたまにあるんですが


そういう時「思い出す」のに少々時間がかかったりするものだと思いますが
「出勤日じゃん」って慌てて用意することも



おそらく冷凍睡眠にも同じことがいえるんじゃないかなあと思う
「29年間」眠っていたのならなおさら目覚めたときは記憶が混乱してると思う
ミートの場合は自分が生きてきた時間よりも長い間眠っていたのだから
下手すれば全部記憶が飛んでいてもおかしくなかったと思う


まあそこはフィクションだしゆでだし
超人だしでやたらとミートの記憶が鮮明な
理由はなんぼだって説明できますが




「フェニックスを破り大王としてキン肉星に戻ろうかという時に」



ここでキン肉マンに歓声を送るモブ超人にも注目していきたい

キン骨マンが人工的に造った超人ブラックシャドー
(スカルボーズにやられたはずなのに)や
一応オリンピックでテリーが警戒していた選手であるルピーン


1コマでいなかった事にされた「7人の悪魔超人」候補だった
応募超人プリプリマン


オカマラスや完璧無量大数軍ターボメンの前身
ターボマンなど

知っていればニヤリとできてしまう超人ばかりです



 宇宙船に乗船するその間際に
テリーに呼び止められるスグル



「キン肉星に帰る前にやるべきことがあるだろう」

「このテリーマンとの闘いだー!!」


「俺との関係はタッグパートナーに見られがちで一度も対決したことが無かった」


「だから俺と闘え!キン肉マン!」




長年連れ添った親友テリーマンの挑戦を断る事は出来ず
かつてのドジ面はどこへやら真剣な面持ちで
家臣に「キン肉星への帰還を一週間だけ待ってくれないか?」と
交渉するスグル


「そんな余裕はございません」
「公務がビッシリつまっております」


当然却下する家臣たち



完璧超人始祖編で「キン肉星を抜け出すのに苦労した」的な
事を言ってましたがキン肉星の大王ってそんなに激務なんですかね?


というのも前大王真弓が割と好き勝手していた印象しかないので
余計にそういう疑問を持ってしまいます

(息子が地球にいると分かった後はちょくちょく遊びに来ていたし)



難色を示す家臣たちに「第58代大王の命令でもかー!」
と新大王としての威厳?を示すキン肉マン


仕方なく家臣の一人ギアラは「5日間猶予を設けます」と提案を飲む事は飲むが
「一週間」を「5日」に短縮させたり
「1秒でもすぎることは許さない」と約束させたり

かなり「出来る」男のオーラを醸し出しています


後の新シリーズで
「まだまだ真弓パパの影響が大きくて私の言う事などアテにせん」
とスグル本人が言っているのでもしもここで真弓が

「聞き分けの無い息子は放り込んでさっさと船を出してしまえ」

とでも言い出したら家臣はそっちに従うのでしょうか


 5日後の「金曜日」に試合をセッティングするキン肉マン

まさしく「月火水木」を「特訓」に費やして
「金土日」は遊びたい=思いっきり試合したい

という所でしょうかね


ここで家臣の一人がノートパソコンを開いて
会場の空き状況をチェックしていますが

キン肉マンが現役なのは80年代なので
この時ノーパソは存在していません

明らかに現代(29年後)とごっちゃになってますね

パソコンと言えばブラウン管型画面と一体型のクソでかいモノしか
存在しなかった時代です

「王位争奪編」の大阪城の迷宮を抜ける時に使ったアレを見てもらえばわかりますが


家臣が使っていた薄さだと80年代は良くてワープロ専用機で
それが存在していた時代

もちろんインターネットもないから
「現在の会場の空き状況」などが把握できるわけもない


なんなんだあのオーパーツは・・・
「地球の物では無くキン肉星の文明機器」と理由を付ければいいのか・・・



ともかく細かい所にツッコミを入れるのはここまで

次の感想ではいよいよ本筋である「お互いの特訓背景」「試合内容」について
触れていきたいと思う




 テリーの挑戦を受けるスグル

「当日は悔いを残さないよう正々堂々と闘おう」
「お互いの意地と誇りをかけてな」



ここでマスコミ各社がスグルとテリーを激写するのですが
「週刊HERO」の記者であるはずのナツコが棒立ちしています


この時期にはもう退社していたのでしょうか


後楽園球場に訓練施設を建設して
特訓に努めるキン肉マン


いささか不平等な気もしますがね


「悔いを残さないための決闘」なら同じ環境で特訓させるべきだと思いますが



 一方テリーマンは
自分の牧場で手作りのスパーリング用人形相手に
特訓を続けます


ナツコが「縫っておくから大丈夫よ」と
もうすでに良妻としてテリーを支えています


しかし、このダサイ格好はどうにかならなかったのかナツコは


初登場時はもっと若い服装だっただろうと

キン肉マンの作中は連載期間と同じ「8年」経ったことになってますが
(それだと王位争奪編だけで4年近く闘っていたことになりますが)
ナツコも30歳前後のつもりで落ち着いた服装にしたのでしょうか



「キン肉マンとの闘いが終わったら結婚しよう」

今のご時世「死亡フラグ」と騒がれそうなセリフでナツコにプロポーズするテリー




「お熱い所まことに恐縮だが」


 そこに現れたのはバッファローマンとウォーズマン


それぞれスペインとロシアの民族衣装をまとっています


ウォーズマンはこの格好だとバトルマンにしか見えませんが


二人の用件は「俺たちがスパーリングパートナーになってやる」という物



「俺たちは2人ともキン肉マンとの対戦経験があるんでな」

その基準ならロビンも連れてきていてもおかしく無かったのに



テリーとはキン肉マンと会う以前からの友人だったのに
なぜロビンはスグルの方の特訓に付き添ったのか



特訓開始するテリーVSバッファローマンとウォーズマン

「キン肉マンの攻撃は予測不可能」
「だから俺たち二人が一度に攻撃してそれを再現する」


バッファローマンとウォーズマンはテリーに攻撃を仕掛けます



特訓の理屈はわかったから
ベアークローはしまっときなさい



 そして再びキン肉マン側は



マッスルスパークをスパーリング相手に極めるキン肉マン
「次―っ!」

「スパーリングパートナーはもういません!」




「キン肉マンの奴絶好調だな」

「今すぐにでもリングに上がれそうな勢いだ」


「2日後の試合は間違いなく名勝負になる」



周りで見ているお前らがスパーリングパートナーを名乗り出ろよ!



なんのための付き添いやねえええん



あっちの特訓の仮想キン肉マンはウォーズとバッファやぞ!?




 再びテキサス


特訓を続けるテリーとウォーズ、バッファ


「ハァハァ」「ゼェゼェ」(テリーマン)


「ハァハァ」(バッファローマン)




「コーホーコーホー」(ウォーズ)






ええええええええええええええええええ




日常の呼吸音だけじゃなくて息切れの時もその呼吸音かよ!



なんて新事実発覚もつかの間


二人の攻撃を避ける事に成功したテリーは
反撃に転じます



極め技はもちろん

「子牛の焼き印押し(カーフ・ブランディング)!!」




そういう技名だから仕方ないけど
「子牛」扱いされてしまったバッファローマンの心境はいかがな物でしょう



バッファローマンを倒せたのだから正真正銘の
「バッファロー・ブランディング」として改名すればいいのに


そしてスカー・フェイスの「バッファロー・ブランディング」で
戦意をボキボキに砕かれた愚息のキッドは
この雄姿を目の当たりにして今一度父の評価を改めるべき




「おめでとうテリーマン!」

特訓が一段落したのを見届けた後ナツコは牛乳を届けに牧場を出発します



共働きにするにしてもナツコは場数を踏んだ記者のほうが良かったんじゃ・・・

ああ、それだとナツコ一人都心に行くから一緒には住めないか


前職を活かすのなら原稿を郵送で送るフリーライターあたりでしょうか


まあ牧場というのは人手が常に足りない状況ですから
テリーマンの嫁になるという事はもれなくそちらの手伝いに駆り出される
という事にもなるわけですね


「怪獣退治編」などでテリーに黄色い声援をおくっていた
ギャルたちも「テリーマンと結婚するという事は牧場の労働力になる」
を知って身を引くのでしょうか




その配送の途中不幸にもヘラジカが道路に飛び出し
ナツコは車ごと横転してしまいます




駆け付けた救急隊員と警察に身分を聞かれますが
テリーマンを気兼ねなく試合させたいナツコは「彼には言わないで」と
懇願します




 日本へ飛び立つ準備を整えたテリーたちは
見送りにくるはずのナツコの帰りを待ちます


空港へ馬を走らせようとしたその時
(自分が発った後馬はどうやって帰すつもりだったのか)


ナツコの事故がテリーマンの下へと知らされます



「大変危険な状態ですので出来る限りついてあげてください」


医者はナツコが生死にかかわる事を知らせます


果たしてまたもやキン肉マンVSテリーマンは幻のカードになってしまうのか!?




感想後編に続く







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