現行キン肉マン 再開前企画 「働け!!ゆでたまご」感想 レビュー

 前回のスペシャル、カナディ、プリプリの漫画は微妙でしたが
今回の企画は面白かったので感想、レビューをさせていただきます


ゆでたまごのシナリオ担当、島田隆司をキン肉マン
作画担当中井義則をネメシスのフィギュアーツで代役して
二人の打ち合わせ風景を再現したモノ、らしい


もうこの時点で色々面白いんですが


嶋田先生の紹介文に
「働かないほうのゆでと揶揄されているが」と
ネット民の反応を知っている煽りも面白い



90年代の女性作家ではわりとありがちな企画でしたけど
(おまけページや後書きで自分のキャラを実在の人物の代役にして話を展開していく)



関西人らしいやりとりがめちゃくちゃ面白かった



 冒頭、椅子に腰をかけるスグル(島田先生)とネメシス(中井先生)
首からぶら下げたダンボールの名札がもう面白い



「とうとう武道と将軍の試合も終わってもうたな~中井くん」

「あんな試合よう描き切ったもんやで」

導入がすでに漫才っぽい



「ほんま大変やったでローズデンライトパワーとか
ロンズデーライトパワーとか後はロンズデーライトパワーとかな」


「あれ、今3回言うた?」


「聞き間違いやろ、相棒も疲れとるんや
僕もロンズデーライトパワーでグッタリよ」




「そうか聞き間違いか~僕ら疲れとるんやね」



「・・・って4回言うたやん!聞き間違いちゃうやん!」




漫才の教科書か!!



んまあでも関西の人たちは結構
普通に会話させても打ち合わせありの漫才みたいなやり取りに
なる人も多いですけどね
(もちろんおとなしい人もいるので偏見は禁物)



「わかった!正直に言うわ!アレめっちゃきつかったわ!」


ここで中井先生代役のネメシスの口元がシャキィ
(キン肉族戦闘スタイル)するのが面白すぎる



「アレは作画殺しの奥義やで!どんだけトーン重ね貼りしても終わらんし!」



確かにダイヤモンド・パワーの時もそうですが
中井先生の作画は旧作と違ってトーンもばっちり使うんですよね


ただ旧作の表現の仕方の方が好きなのでローズデンライトパワーともども
「トーンにあまり頼らない作画」(それはそれで大変だと思うけど)
で見たかったというのが本音ですけど




「それは・・・」



「トーン売れて画材屋さん大儲けやな」




矛先をなんとかごまかそうとする嶋田先生=キン肉マンが良い味出しすぎ
配役が逆だったらこうはいかなかったろうに



「そしてスタジオ・エッグは連日泊まり込みでしたよコンチクショー!!」



60近い年齢の作家に徹夜させないであげてー!!




 「とは言え全体的にはほんま楽しいシリーズやったよ
それもこれも相棒がええ原作書いてくれたおかげやな」


「いやいや僕の原作は中井君の絵があってこそよ」

「いやいやこちらこそって・・・
38年もやってて今更いう事でもないけどな」



ここらへんが熟年コンビっぽいやりとりですよね
キチンと言いたいことは言うし衝突するけど
お互い尊敬しあってまとまるときはきちんとまとまる



「新シリーズ、ちゃんと考えとるんやろうな?」

「うん、まあそれは・・・」


「あれ?今口ごもった?ホンマ大丈夫やろうな?」




二人の作品を見てもらえればわかるように
一週一週がほんまに行き当たりばったりだったんすね


逆に言えばそれは「一回一回ですべてを出し切っている」っていう
長所でもあり得るんですけど



「まず敵のキャラクターから考えていかんとな」

「え・・・?もしかして今から考えるの?ウソやんな」


「どこかに武道みたいなスゴイ敵落ちとらんかな~」



「うわぁ出たよノープラン!!これ2週間後に始められんの!?」



漫才の教科書か!!



「出たよノープラン!!」ってツッコミ慣れてる中井先生の苦労がうかがえますけどね


やはりいつも行き当たりばったりを繰り返してきたんだな~って
読解できる




 「いい加減にしてください!!」

二人の間に割り込むキン肉マンソルジャー(アタル)



「名札をつけ忘れましたが、集英社からやってきた担当編集です!」


直前の中井先生の「アンタ誰や!?」のツッコミから見るに
この空間ではきちんと「ダンボール名札」を掲げてないと
その人物の代役として機能しないみたいです

(担当編集だったら顔知ってるだろという意味で
まあ代役のフィギュアは全員マスクマンですけど)



ともかくアタル=担当編集の代役として
新しく話に関わってくるみたいです


「打ち合わせの進捗(しんちょくと読むらしい)具合を聞かせていただきたい」


「モチロン、ええ・・・それはですね」



野々村議員か!




「最近僕飲まなしゃべられへんねん、まず飲もうよ」


「相棒酒でごまかしに来てるよこれ!!」



「一気にいくよ~アイデア出ろ~!!」


「え、ちょっとまってください「アイディア出ろ」って・・・
先生まだノープランなんですか、ねえ!?」



担当編集も苦労人だなあ



そしてパイプ椅子(フィギュアーツキン肉マンソルジャーに付属)
を振り上げて「ちゃんと仕事してください!!」とキレる担当


「僕だって尊敬する先生にこんな事したくない」


今の「キン肉マン」の担当編集が旧作の直撃世代の子供が
そのまま成長して入社してきた編集である事は
周知の事実ですね


所謂「ファン目線」できっちり嶋田先生のアイディアをサポートしてくれる
有能編集です


初代「キン肉マン」の連載を再開させようと持ち出してきたのも彼だとか




「来週までには考えるから~!!」


漫画家か!!




いや、漫画家なんだろうけど、ゆでたまごだけじゃなくて
他の作家もこればっかやないくつ年を重ねても

って思ってしまいました



漫画家は死ぬまで漫画家って事ですね

手塚治虫はあっちの世界でも締め切りに追われてそうですけど


ともあれ寸劇は終了



「実在の人物・団体とは一切関係ありません(たぶん)」
も締めとして面白すぎます



「ああ、これってほぼノンフィクションなんやな」って
読者が察するには十分な内容でした



 総評:100点


「なんで本編最終回より高評価やねん!!」ってツッコミが来ると思いますが
不意打ちで面白い企画が飛び込んできたのでそれも踏まえてこの点数です




有能担当編集の代役アタルと同じくスグル(嶋田先生)にとっての「救世主」となり得た・・・と思う↓


 キン肉マン感想、考察関係もくじ
 
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