キン肉マン振り返り感想文 第37巻 レビュー その3 キン肉マンVSテリーマン 後編

完璧超人始祖編終了後の新シリーズの感想、レビューはこちらから

 集中治療室にてナツコに付き添うテリーと
それを見守るバッファとウォーズ


「キン肉マンとの試合はどうするつもりだ」
と空気を読まないバッファローマンを

「最愛の人が生死をさまよっているんだ」
「それどころじゃないだろう」

と機械に説教されてしまうバッファローマン


よりも私は


「またこの対戦が幻になってしまうのかあ!?」



「オーマイガッ」


お前スペイン出身だろ!


とツッコミたい


スペイン語で「オーマイガ」に当てはまる訳語は存在しないのか
なぜか英語でその言葉を選ぶバッファにツッコミたい



 キン肉マンとの対戦は諦めナツコに付き添う事になったテリーと
もう一方のキン肉マンは・・・


対戦時のコスチューム選びに迷っていました





「新大王にふさわしいこれなんかどうでしょう」


「ダメダメ!そんな派手なの!」




昔のスグルだったら喜んで派手な衣装を着そうですけどね


「ファンにもおなじみのKINのボディスーツがいい」


「それもいいんだが特別な意味があるからあれじゃないとダメなんだ」



キン肉マンが選んだVSテリーマンとの勝負コスチュームはなんと
ただの白いタンクトップ

しかも3年前タッグトーナメントでテリーとタッグを組んだ時に着ていた
物なので年季と汗でかなり汚れているモノでした


「奴と闘う事があればこのコスチュームと前々から決めていた」


派手好きだったキン肉マンがいつになく真剣な表情を見せます



 私の個人的キン肉スグルのオススメコスチュームは
「復活!火事場のクソ力」でもおなじみの
キン肉族戦闘スタイルのアメフト選手風コスチューム

この「37巻」続く「完璧超人始祖編」の新しい皮切り「38巻」の
表紙にも描かれているあれが好きです

切り抜かれて露出している腹筋がセクシー


逆に一番塩だと思うのはディフェンド・スーツ姿

そもそもキン肉マンVSサタンクロス戦がエンターテイメントとして塩試合だし
ディフェンドスーツも同時期の連載「聖闘士星矢」を意識しているのか
「キン肉マン」という作品の中では明らかに浮いたデザインでしたし


しかもゆでたまごの中で是が非でもそれを定着させたかったのか
一試合だけの設定じゃなくその後のフェニックスが仕掛けた罠をくぐるのに
必要なキーパーツになったり


サタンクロス戦が終わったのに表紙にまででしゃばってきたり
しまいには3VS3のイルミネーション・デスマッチにまで
フェニックスとの最終決戦までその鎧を纏いっぱなしだし


世界観的に「浮いている」上にアレは「でしゃばり」度がハンパなくて
好きになれなかったですね




 テリーマンが日本入りしていない事を聞かされるキン肉マン


なに心配いらない・・・奴は必ず来る」



さすが長年の親友同士です




一方いまだにアメリカの病院でナツコに付き添っているテリー

そしてそのテリーに付き合っているバッファとウォーズも待合室で仮眠を取ります


サポーターを枕代わりにして寝ているバッファローマンが細かい




意識を取り戻したナツコはテリーに
「私は大丈夫だから日本に行って」と告げます



ほんまにええ奥さんになったなあ



 そして試合当日キン肉マンVSテリーマンが行われる
等々力陸上競技場へと忍び寄るマスコミ中野


本当に色んな役で出てきますねこの人


「私たちも入場できないからここで応援させてもらいますね」
と会場外で佇むビビンバ


ほぼ全身ぶち抜きのビビンバのカットですが
やはり女性キャラの作画は・・・うーんですね




そしてテリーマンが来ないまま訪れる試合時間



「あなたはPM7:00にキン肉星帰還船に乗らなければ」


あらかじめ競技場内に宇宙船を停めているギアラの手際の良さ



しかしながらやはりこうなる可能性も踏まえて
両者日本に留まってキン肉星のお金で建てた「同じ施設で」
「平等に」トレーニングすべきだと思いましたね



そして6:50
ついに姿を見せるテリーマンとセコンドのバッファ、ウォーズ



「待たせたなキン肉マン!」


「お帰りテリーマン!」

のセルフパロディが涙を誘います




「疲れた・・・なんせ飲まず食わずで丸一日大陸を走り海を渡ったんだからな」



えーと、ちょっと計算してみましょうか


テキサスのアマリロと日本の川崎市等々力陸上競技場は
世界地図上では西(左方向)に一直線なんですよね


その距離実に9900km

これを「丸一日」の24時間で割ると412km


時速412kmを24時間維持した計算になります





ちなみにこのスピードは現在では新幹線が目指している
「最新速度」の壁となりうる数値であります


いまの技術では車やバイクで出せるスピードですが
一般生活の中でその速さは使わないというか使えないでしょう


すごいね、超人



でもリング以外の場所では空を飛べるんだから
わざわざ泳がなくてもそっちの方が速かったんじゃ?
と思いますけど


次こそは試合内容と総評を書き出せたらなと切に思う
 試合終了10分前に現れたテリーマン
そしていよいよ試合開始です

追記文↓


「8年間ずっとキン肉マンの闘いを間近に見て
研究してきたテリーマンに分があるのか」


とウォーズマンが漏らすようにテリーマン優勢かと思われていましたが


「見てきたと言えばわたしだってテリーのくせや動きは熟知している」



「中指で鼻クソをほじるくせもなーっ!!」




え・・・!?







流石にただの悪ノリですよね?スグルさん


テリーマンだって一超人
誰にもいないところでは屁をこいたり鼻クソをほじっていてもおかしくは無いが

いや、「アイドル」超人だし


スグル以外のアイドル超人は基本排便すらしないと信じてきた
いたいけな女の子のファンにとっては衝撃の事実です


まあ、キン肉マンの発言が本当ならの話ですが



 名勝負になると思われたその時
テリーの身体がフラつきます



「なんなら試合をやめようか?」



スグルのこの発言は頂けません

いま、「この瞬間」でしか成しえない事を
二人の男が全てをかけて意地をぶつけ合っているのに



キン肉マンはやはりチャンピオンとしての
「余裕」があるんですよね。テリーに比べると

逆にテリーはこの時期は塩試合まっさかりだった
王位争奪編の後なので「キン肉マンと対決した」と
いう箔付けが無ければ一生「自分はキン肉マンの何だったんだ」と
くすぶってしまう


1人の男が「男」になろうとしている心意気に
現役チャンピオンのキン肉マンとテリーではこういう
温度差が生まれてしまうのでしょうね



「ふざけるなー!」



テリーが「この試合を中止するという事は俺の誇りと
尊厳を捨てる事と同じだ!」と男泣きでキン肉マンに訴えかけます



その熱意に感化されキン肉マンもようやく同情心を捨て去ります



「自分の持てるあらゆる技を尽くしてお前を倒してやる」


そういいながら殴り合ってる二人に
超人オリンピックの時の控室でのしばき合いを思い出してしまいました



そしてテリーが一瞬のスキをついてカーフ・ブランディングを仕掛けます



しかしスグルは態勢を180度入れ替え腹筋で
テリーを上空に投げ飛ばし「マッスル・スパーク」の態勢に移ります


アタル版マッスルスパーク→完成版マッスルスパークへと持っていきます

(最初のクラッチ「天」はむしろスグル版と呼ぶべきだが?)


しかしそこでロビンが乱入


試合を中断させてしまいます



 「時間です」
家臣のギアラがキン肉マンにそう告げます



惜しまれつつも試合終了する両者


お互いの健闘を称えあった後
ミートにこの試合が行われた証拠としてタンクトップとニーパッドを手渡します





ここでミートの回想は終了

「これでわかったでしょ、29年前実際に対決があった事を」

しかし息子二人は長話のせいで熟睡


知らないうちにフェードアウトしているセイウチンが不憫
(この場にいたら万太郎とキッドに毛布をかけるぐらいはしてそうだし)



「バカ息子どもが・・・」

「でも二世たちが立派な超人となって決着をつけてくれますよ」



着けられましたか?



 総評:89点


「二世」を究極のタッグ編ふくむ最後まで読んでいるかどうかで
評価が分かれてしまう作品


「二世」を全て知っている読者からすれば最後のミートの問いかけ
「立派な超人になって~」が結局決着は無かったどころか

「キッドが万太郎に大きく水をあけられてしまう」結果になっていることは周知の事実だろう


逆にこの話が収録された「二世」連載中の立場で見れば
「いつかは万太郎とキッドが対決するかも」という希望的観測から
評価がより高くなるかもしれない。そんな作品



「二世」という作品はテリーの息子キッドが
「戦績に差がついたとはいえ必死にスグルに追い付いていた」テリーとは違い
「キッドが万太郎の背中すら見えない」状態にまで引き離されてしまったのだ


キッドがまともに勝ち星を上げた試合は連載初期のレックス・キング戦のみ

スカーフェイスにはバキバキに心を折られて超人オリンピックでは
溺れている一般人を助けて失格

デーモンシード編では出番なし


続く究極タッグ編ではロビンとのボーダレスタッグに注目されていましたが
死皇帝&ガオン組に辛うじて勝ったものの塩試合


その流れのまま時間超人にも敗北


かといってタッグパートナーとして優秀かと言えば
その役割すらケビンに取られてしまい
万太郎の「タッグパートナー」「親友」「ライバル」「腐れ縁」
のポジションすべてをケビンに奪われてしまった印象




しかしながらこの状況はキッド一人が悪いというわけでは無く

「二世」という作品自体、「万太郎とケビンのツートップとそれ以外」
というパワーバランスのまま終了してしまった「塩作品」であるのだ



「二世」が始まったころのワクワク感や期待していた展開は
気づけばほとんど消化できないまま終了


「先」がある昔と「二世の結末」を知ってしまった今では
この作品を通して未来の展開に期待できるかどうかが違ってしまうのだ


色々「惜しい」そんな作品






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