無印キン肉マン 感想レビュー 第4巻 「奇跡のホールド」

 ロビンマスクのタワーブリッジが極まってしまったキン肉マン
その場で白目をむいて地に伏せてしまいました
(しかし3カウントルールである「肩」は地についていない)



この時点でロビンは甘いですね
本当に確実に勝つためには生きてる死んでるに関わらず
キン肉マンを寝かせればよかったのに


白目をむいてコーナーポストにもたれかかるキン肉マン

果たして彼は本当に死んでしまったのか!?(初見並みの感想)



 キン肉マンの死亡という凄惨な結末で終わった決勝戦

ロビンは辺りを見回しますが観客たちの表情は暗く
冷たい視線がリングに注がれます


この観客席で戦慄するモブの中に存在する中野さんですが
どさくさに紛れて女性の尻を触っています

もちろんどうみても公子には見えない
若く(公子も24歳だが)当時でいう
「ナウい」格好をしたギャル(これもナウい)です



「いったいどうしたというのだ・・・この観客のおびえようは」

「なぜ祝福の拍手を送ってくれない!?」



キン肉マンを殺してしまったのだから当たり前だろ
とつっこむ人もいると思いますが


前回の超人オリンピックではこれ以上に凄惨な光景


「ウルドラマンが背中から真っ二つ」であるにも関わらず
拍手喝さいを浴びているんですけどね


彼はどう治療したかしらんが生きてるから良いけど


スグルと違って高慢なところもあった超人なので
やられてせいせいしたという裏設定でも存在するんですかね
ウルドラマンには




「これは・・・わたしがやったのか」



自覚なかったのかよ!!




この頃からロビンはやはり「奇行子」の片りんを見せてますね
これより時系列が前にあたる
「倫敦の若大将」も含めればその時代からなんですけど


一つの事に集中すると周りが見えなくなる
ロビンの「いつもの」がこんな所でも垣間見えてます




 「いくら試合に勝つためとはいえ・・・少しやりすぎたのではないだろうか」


ウルドラマンのそれはやはり「やりすぎ」に該当しないみたいです



しかし死体だと思われたキン肉マンに変化が

ピク・・・



ああ・・・

観客たちも「それ」を見て声を漏らします


このページの最後のコマのモブ二人
何気に「ロビンに冷たい視線を送る観客」のコマにいたモブと
一致している所がポイントが高いです


というのも、売れてきた時期のゆでたまごは慢心があったのか
観客やモブに明らかに「浮いている」アシスタント絵をぶっこんで
微妙に手を抜いていた時があったのですが
(現行シリーズでは改善されている)

むろん、当時のアシスタントが書きなぐったモノですので
1コマ前のモブと姿が違うなんて茶飯事でした


ですのでこの当たり前のように見える一致はポイント高いです
旧キン肉マンでは初期にしか見れない貴重な
ゆでたまご本人によるモブ執筆シーンなので目に焼き付けておきたい


私はやはり漫画のモブもできる限り作者本人が描いてほしい
というのが理想ですね

アシスタントが世界観を壊さないモブが描けるのなら
それに越したことはないけど

(ワンピの尾田先生は意にそぐわない背景やモブを描いたアシスタント絵は
ボツにして自分が描き直している)


後期キン肉マンのモブの作画は明らかに浮いてましたからね


量産型シューマイでいいからゆでたまごの絵に似せろと言いたい

ここでいくら自分の絵を見せてもアシスタントの名前はクレジットされないんだから



 キン肉マンは生きていた!
ロビンの肩に乗るキン肉マン

背景がなぜか「宇宙」になってますが
この演出が何を意図しているか何度読み返しても分かりません


ロビンがキン肉マンの復活に驚いて
「宇宙に吹っ飛ぶ衝撃」の心情を現したモノでしょうか?


平和を守るために宇宙に飛び出し他の星へとわたる事もある
正義超人のバックに宇宙を描いてもいまいち衝撃度は伝わらないと思うが


古典的?かこの時代より先の表現かはしらないけど
雷を走らせた方が分かりやすかったのでは?


そのままロビンごと体重を前面に倒して
ロビンを抑え込むキン肉マン


あまりにも一瞬の出来事でレフェリーのハラボテ
(正式なレフェリーは吹っ飛ばされた後帰ってきてない)

が思わず茫然自失


「カウントーッ!」の一言で我に返り

ワン、ツー、スリーッ!



3カウントを取ってみた物の
何が何やらな観客、解説、実況、審判、ロビン


吉貝アナが「ラーメンマン、これは?」と思わず尋ねます



「勝ったんですよキン肉マンがメキシカン・ローリングクラッチホールドで」


ラーメンマンに裁定する権利があるわけではありませんが
レフェリーであり大会運営委員会最高責任者である
ハラボテが自身で3カウントを取ったとなれば
さすがに覆すわけにはいかないでしょう


思えばこの頃からラーメンマンにも裁きの神の才能が垣間見えてます


ラーメンマンが二代目ジャスティスマンを継承する展開とか今後無いっすかね?
ジャスティスの兜がラーメンマンに似ている伏線も回収できるし


 しかしロビンはその裁定に物言い

「キン肉マンはわたしのアルゼンチンバックブリーカー
(タワーブリッジ)でギブアップしたはずだぞ!」


してませんねえ

もちろんスグルからも異議が唱えられます


この後ロビンは「背骨が折れたらギブアップも同然」
「あの技で五体満足だったやつはいない」と
子供じみた主張をぶちまけます


併せて読もう:


「ベキ」という音は背骨が鳴っただけ


そして崩れるロビンにキン肉マンが敗因を説きます


「たしかにキミの技は素晴らしいだがそれにおぼれてしまっては
技の効力は半減するそれが弱点なのさ」



この説明は説得力がありますね


事実ロビンはキン肉マンに負けてから一切容赦しない
「鬼攻士」へと変貌を遂げくらべものにはならない程強くなりましたから

後付け設定ではありますが「ロビンスペシャルを温存した」
事も敗因の一つになっていると思うし



「完璧超人始祖編」でロビン自身も
「プライドを捨てて新しいプライドを手に入れた事で強くなれた」
と自負しているのでもしもここでロビンが「勝っていた」のなら

大切な事を思い出せずに技の精度がどんどん堕ちていく結末になっていたでしょう



 「わたしのま・・・まけだ!」




ハラボテが明確に裁定を下したわけではありませんが
本人が「負けだ」と申告してしまった以上もう覆りません



キン肉マンが新チャンピオンとして第20回超人オリンピックにその名を残しました



 「キン肉マンはいつこんな技をマスターしたのか」と疑問を述べる実況に
ラーメンマンは「何もマスターしていない」とバッサリ


「かってに身体が動いたいわゆる火事場の「バカ」力ですよ」


そう、後に「クソ力」として定着するそれは
当初「バカ力」だったのだ

「火事場の馬鹿力」は実際に存在する言葉だが
「火事場のクソ力」はキン肉マン世界の造語である事に気を付けていきたい


「火事場の馬鹿力」のほうでも正しい表現では無いんですけどね


「火事に遭遇した婦人が大事な物を運び出そうとして
いつもなら絶対持てない物を持ち上げた」事例が語源になっているらしいですので

「無意識」だったり「本能的」だったりする力では無い

こちらの意味の「馬鹿力」は現行シリーズでの「火事場のクソ力」となり
=「慈悲の心」=「友情パワー」であるため色々ややこしいが


事例の婦人は金目の物に友情パワーを感じていた?



 「無意識の行動」「瞬間的なパワーアップ」
そのどちらも「火事場のクソ力」とこの漫画では呼ぶため
後々同一のものなのか別個のものなのか難解になってきますが


「とうぜんキン肉マンはどうやって勝ったか覚えてない」と
またバッサリ言い放つラーメンマン


「れ?わたしはどうやって勝ったんじゃ?」と

我に返るスグルとずっこける仲間たちで締め




 総評・・・89点


キン肉マンが「スーパーヒーロー」として目覚めたターニングポイント
であったのは間違いないが後のウォーズマン戦に比べるとまだ
ギャグマンガのテイストが抜けていなかった頃


この敗北を経てロビンはさらに強くなるわけですから
いつか再戦してほしい組み合わせではあります


今度はギャグマンガ要素の一切ないガチンコ試合を見てみたい











更新履歴およびもくじのもくじ (トップ固定) 無印キン肉マン感想  まとめ
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

フリーエリア

プロフィール

八神聖人(やがみきよひと)

Author:八神聖人(やがみきよひと)
FC2ブログへようこそ!

リンクが自動増殖オートリンクの登録はこちら  by オートリンクネット
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
フリーエリア
カテゴリ
カウンター
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

フリーエリア