無印キン肉マン バッサリ感想 レビュー 第5巻:7秒フォール

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2017/07/26掲載



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 ジェシーとの前哨戦としてカメハメとのスペシャルマッチに駆り出されるキン肉マン

「一分以内に奴をKOしてやるぜ」と息巻くもその結果は


「いつの間にか掴まれてバックフィリップで7秒KO」


ゴングが鳴った時にはもうすでに掴まれていたので
何が起こったかと思いました



「帰るぞカスタ!カメハメごときに敗れたチャンピオンに用はない」


カスタって誰やねん


カマタの誤植ですが(増刷時には直っていたと思う)
「思わずキン肉マンに対する本音とごっちゃになった」と考えれば
ちょっと納得のいく言い間違えではあります



 「相手がマイナー超人だったから実力が出せなかったんじゃ~」


これ自体は言い訳ですが

カメハメはテリーやロビンでさえ一目置く
「ハワイ超人界の伝説」だったわけですが

フェニックスやオメガマンにさえ「あんたほどの実力者」と言わしめる
かと思えばカメハメより若い真弓がその活躍を知らなかったり


カメハメの知名度と認知地域がよくわからん


そしてスグルがカメハメを知らなかったとしても
「防衛999回達成」を聞いたばかりなのになんなんだと



 当然キン肉マン世界の観客ですから
昨日までチャンピオンだった男にも容赦なく罵声と投石を浴びせます


「入場料かえせーっ」

「それでも世界チャンピオンかーっ」

このコマで観客が放り投げている物体がなにやらカオスです


ヤシの木はギリギリわかるとしてもどこかの部族の生首も飛んできてるし
なかには大人のおもちゃ的なドールも投げ込まれています


別にこういうドールを持つ持たないを批判する気はありませんが



それを試合会場にまで持ち込んでなんのつもりだったんだよ


1人で観戦するのが寂しい奴だと思われたくないから
「恋人と一緒に来ました!」って事にしたかったのか!?


わざわざ二人分のチケット買ってまで!?



そこまで愛しているドールならなぜリングに投げ飛ばすんだと


生首も背景を考えるとおっかないですが
こちらもなかなかサイコな背景がありそうです




 直談判でジェシーに挑戦を申し込むキン肉マン

しかし押し掛けたファンの女性に踏みつぶされてしまいます

ここに押し掛ける女性ファンの一人に解像度が低いせいか
黒目だけと黒い口のキン骨マンみたいな人が紛れ込んでる所もなかなかホラーです


今回の話は実はホラー回だった!?



 ジェシーのファンに踏みつけられて気を失ったキン肉マンに
(キン肉マンを宇宙空間まで投げ飛ばした婦人と言い
本当は女性がリングにあがったほうが強いのでは!?)


超人オリンピックでのライバルの幻が語り掛けます

「みそこなったよキン肉マン」
「キミはそんなに弱い男だったのか」

スポンサ

ラーメンマンがカメハメの存在を知っているかどうかは知りませんが
(彼の旧友であるボンベと出会うのはまだ先の話)


テリーとロビンはカメハメの伝説を知っていたわけだから
「負けるのも無理はない相手」とフォローしてやれとは思います


そしてこの状況を一番嘆いているのはラーメンマンでしょうね

血の涙を出した訴えでキン肉マンはヒーローとしての自覚をしたかと思えば
また慢心して敗北



一度や二度ならこういう「成長リセット」も演出としてアリなんだけど
それを何度も繰り返したのが「二世」での失敗ポイントだったかと思います

常に「魂のランタン」が3つすべて点灯するかチェックして慢心してないかどうか
振り返る必要があったんや


「究極のタッグ編」冒頭の万太郎は絶対魂のランタンを灯せないと思う



 試合中に挑戦状をたたきつける事に失敗したキン肉マン
今度はジェシーが経営するジムへと殴り込みます


そしてこのジェシー・パレスすごい豪華です


ハワイという一部地域のチャンピオンでここまで
大盛況なのですから超人レスラーってすこし他より強ければ
それだけで食っていくのに不自由しないオイシイ職業かもしれませんね


そりゃ超人レスラー志望者が増えるわけだ


カナディアンマンもタッグトーナメントではぐれ悪魔に敗れるまでは
祖国からの信頼も得ていたらしいので帰国後ジムを破壊されるまでは
(それまでヘタレと罵られなかったのが不思議ですが)
ジムの経営もうまくいっていた模様?


腐っても国の代表ですし


「王位争奪編」で木こりに転じたのも最近ファミレスで
ステーキさえ注文できなくなったのはタッグトーナメント後のジムの経営難のせい!?



 「どうしても闘いたかったらそのブタみたいな身体をなんとかしてこい!」


キン肉マンは実のところ肥満なのか筋肉質なのか

時と場合によってこの設定が右往左往します


ここでカメハメに鍛えられて鋼の筋肉を手に入れるわけですが
結局それもウルフマンに「贅肉」と全否定されてしまいますし


これに関してはまあ
「油断するとすぐ牛丼をドカ食いしてしまう」

事にしておきましょう



 そんなキン肉マンの前に現れる付き人カメハメ

「君を倒せたのはスキをついただけでまともに闘えば勝てるはずがない」

「キミはメイビアより強い無限の可能性を感じ取った」



「キン肉マンわたしのもとで修業しろ!」


後に何度も回想シーンが挟まれる永遠の師弟関係の誕生です

当時はこの修行背景は描かれずカットされてしまいましたが
結果的にこれが「後付け設定でこういう訓練をしていた」と
話を作りやすくしていたのが妙手ですね



「やつに奪われたベルトを取り返すため」ジェシーの付き人になったとカメハメ


後にカメハメが「強すぎる」超人として描かれたせいで
「なんでジェシーに負けるの?」という疑問にもなってきますが


そのジェシーもジェロニモにベルトを奪われているので
ジェロニモ<ジャック・チー、ダルメシマン<ペンタゴン・ブラックホール
<老カメハメ<ジェシー・メイビア<ジェロニモ


というわけのわからん序列が出来上がっています


これはもう相性の問題として割り切るしかないでしょうね

キン肉マンと同じく特殊なギミックを持たない超人であるカメハメは
52の関節技や48の殺人技、つまり相手と身体を密着させる技しか持ち合わせておらず

返し技の名手であるジェシーと正面から組み合うしかなかった


キン肉マンのようにリングに寝そべってアリVS猪木状態に持ち込むのは
プライドが許さなかったとかそんな背景があったと考えて


ジェロニモがジェシーに勝てたのは遠くからひたすら
アパッチのおたけびを連打するチキン戦法を採ったからという事で
(観客から暴動が起きそうな勝ち方ではありますが)




 「教えてもらおう、48の殺人技を!!」


まさかスグルもゆでたまご本人もこのカメハメとの師弟関係が
永遠の物になるとはこの頃は思いもしなかったでしょうね



 総評・・・89点 

後のカメハメの活躍を知ってから見直すなら94点


この頃は対等な関係なのかキン肉マンの言葉も「お前」だったり
カメハメが後の公表年齢より若い設定なのか言葉遣いが若かったり
(後付け設定でキン肉マンを指導した当時「ワシ」や「じゃが」等を使っている事に)


作者本人が「失敗だった」と語る遠征編において
まだ期待できたポイントでありました


アニメ化される際作者本人から「遠征編は出来る限りカットして」
と注文があったにも関わらずこのエピソードはアニメでも拾ったと考えると
カメハメというキャラクターが何か「天運」じみたものを持っているのでは無いかと
勘ぐってしまいます





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