無印キン肉マン バッサリ感想 レビュー 第5巻:アメリカ超人界の全容

2017/07/29掲載


 この回?(カメハメの時から?)絵柄にアメコミテイストが取り入れられます

具体的に言えばアイスラッガーが強調されて
表情も「濃く」なってくる


当時の子供には受けなかったらしくすぐに戻したけど



さて、問題のアメリカ遠征編本番と言えるシリーズです


カメハメとジェシーまではまだ超人オリンピックまでの
「わかりやすく面白い」キン肉マンであったと思う

カメハメという結果的に人気キャラクターになった成功例も存在しますし



 前回、ジェシーとの試合のファイトマネーを返還して
のんびり海を直接泳いで渡るキン肉マン達


世界サーキットのスケジュールはびっちり管理されているはずじゃあ?
(3回目くらいの指摘)


キン肉マンVSテリーマンから考えられる超人の泳ぐスピードは
時速400キロですが




キン肉マンは飛ぶことも泳ぐことも苦手

しかもキン肉泳法では大したスピードは出せないと思うし

400キロ出せていたとしても
それについてくるナカーノは何者なんだと


 冒頭は頭のアイスラッガーをサメの背びれに間違えらえれた
一般女性から暴行を受けるスグルとミートというお約束?


サメ相手を想定しているのにスタンピングを浴びせる
この女性のたくましさは一体なんなんだ



ロス港でキン肉マンの到着を待つドーロ・フレアース


やはりこのキャラが漫画に出てきた時点でもう
「空気が変わる」と感じざるを得ない


直観的に「漫画としてつまんなくなった」オーラが
フレアースの出るコマからにじみ出ている



 魚網にひっかかってる一同というお約束を経て
ナカーノはフェードアウト


一体彼の役割はなんだったんだ



キン肉マンとミートは超人協会の本部へと案内されます



もうこの時点で「超人協会」ってなんだっけ?
という説明不足から漂う微妙なシリーズ臭がプンプンしますが




出迎えてくれるスター(人形)とハリボテの建物というお約束


また論点がズレるけど「お約束」ばかりでギャグにキレが無いのも
このシリーズが微妙な理由かも


 そんな折「評議会」の戦闘機が彼らを攻撃します

唐突に新しい設定や単語をぽいぽい放り込むのも駄作の特徴です



「理由は後で話す!とりあえずビルの中へ!」と
促すフレアース


後で評議会と同盟との領土問題が説明されますが
戦闘機を使った強行手段が許されるのならもうビルごと爆撃すればいいと思いますけどね



 「どこまで私を追い詰めれば気が済むんだ」というセリフの後

アンドロイド(キン肉星へと凱旋した時の操縦者と同じ型)が状況説明


「面白くも無い超展開を見せた後一気に説明台詞で情報を流し込む」という
面白くないエンタメとしてのお手本をやって見せます



それによるとアメリカの超人レスリング団体の勢力は3つに分かれていて
それぞれ超人協会、超人同盟、超人評議会と呼ばれており

そもそもこれらの違いは?と問われたのなら

わかりやすい説明としては


「超人協会は超人オリンピック運営に関わっている」とだけ
理解していただければいいです



だったらハラボテ率いる宇宙超人委員会はどういう立ち位置なんだ?
と混乱してしまいそうになりますが


それを反省したのかこの設定はほぼ無かった事にされ
「超人オリンピックは委員会が運営している」とシンプルに統一されました



ネタバレとして3つの勢力は統一されるわけですが
この時点では分かれているので同盟や評議会の超人が
オリンピックに参加しなかったのは所属団体の違い、という奴です


逆に言えば正義超人はほぼ全員この超人協会に属するらしいです




 アメリカをほぼ抑えていた超人協会ですが
超人オリンピック運営期間中に評議会と同盟に二か所を残して領地を侵略された模様



「今日の試合でチャボ(選手名)が勝てば西部地域は返ってくる」


情報量つめこみすぎです・・・大人になってから読み直しても
さっぱりどういう状況でどういう危機感なのかわかりません



分かりやすく言えば
「協会が負けたら今後オリンピック運営も評議会や同盟に乗っ取られるよ」
という事らしいですが超人委員会が運営していた印象しかないので
いまさら「協会がどうのこうの」と言われてもピンときませんし


「チャボが勝てば西部は帰ってくる」も
唐突にチャボという個人名を出されても感情移入できないし
領土をとられたからなにが問題なんだっていう分かりづらさもある


基本的に読者目線になった時「無関心」に等しい情報を
滝水のように流し込まれて「ピンチだ―」と唐突に言われても
納得できない



そして結果的にチャボは負けて今一同がいるビルからも立ち退かなくてはなりますが
ぶっちゃけどうでもいい


ポっとでのキャラが勝とうが負けようがどうでもいい



そしてキン肉マンが超人協会に肩入れする理由もいまいち不明
ただの所属超人だからじゃ理由が薄すぎる


少なくとも怪獣退治編~超人オリンピックまでは
「本物のスーパーヒーローになりたい」という闘う理由があったはずだ


 このシリーズの何が駄目かというと
「脚本にキャラクターが無理やり動かされている」感がすごいんですよね

二世の究極タッグにも言える事ですが


今までは比較的「キャラクターが物語を動かしている」漫画だったのに
ここにきて作者が「団体抗争戦がやりたい」という欲求を無理にでも叶えたいのか
「脚本にキャラクターが動かされている」状況になって

その弊害として唐突な設定が流れ込んでくる

協会、同盟、評議会と言われてもピンとこないし
チャボという選手の勝敗もどうでもいい


「キャラクターが作る」物語だからこそキン肉マンはヒット作になったわけだし
それ以外の作品でパッとしなかったのも「キン肉マン」のようなキャラを
生み出せなかったからという結果論にもなる



協会がつぶれたら何がどうなるかもわかりづらいし
スグルもなぜそれに付き合うのかが理解できない




 壁を破壊してビルに乗り込む超人同盟チャンピオンスカル・ボーズ

相変わらずよくわからんデザインです「SKULL」ではなく「SUKARU」なのが
ようわからん



スカルボーズと少し顔合わせをしてセントルイスへと引き上げるスグル


恐らく「今回のボス」という強敵感を出したかったんでしょうが
いかんせんこのデザインではそれも薄れています




 総評・・・75点

前回から一目でわかる「空気が変わった」瞬間

それでもまだ期待できる部分はあったのでこの点数

願わくばこのシリーズで「キン肉マンが闘う理由」をはっきりさせて欲しかった
協会のではなく自分の意思で戦ってほしかった




 キン肉マンを知らない人が見たら本当にカセットレコーダーの模様に 見えるかも!?



無印キン肉マン感想  まとめ    更新履歴およびもくじのまとめ (トップ固定)
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