アニメの原作 エロマンガ先生(小説) 1巻 一章 感想 レビュー 

 アニメ版ではなく今更ながら原作小説1巻を読んだ感想をつづります

結論から言うとこの「エロマンガ先生」というコンテンツは
「アニメありき」の作品であり「原作」ありきの作品であるという事


読んでいる途中で「やっぱり絵と声がついてないとなー」と
感じる所もありましたが

アニメの尺に収まっていない部分の文章を読んで
「へーそうなんだー」と補完することが出来た事


アニメを見ただけでは不鮮明だった部分の補完にすぐれているが
やはり声やアニメーションが無いと物足りない


結局「エロマンガ先生」というコンテンツに
遅かれ早かれ入る人間は原作から入ろうがアニメから入ろうが
もう片方も見てしまうという結論に至った



 それでは内容の方をレビューしていく


未読の方(たとえアニメの方を見ていたとしても)は以下ネタバレ注意







冒頭シーン妹が「始めまして」と挨拶するところまでは
特にアニメ版との差異は無し



 綺麗好きなくせに俺が外出しないときっと風呂にも入らないはずである



アニメ版で触れてない記述がありましたらその都度ツッコミを取る形式で
感想を進めていきます


この作品の根本から気になっていた部分に対して言及してくれました

「兄が家にいる時は風呂に入らない」
(一応アニメ8話で入浴しているがいつ風呂に入ってるか明言されていなかった)


紗霧が入浴するタイミングは兄外出時

そして毎日入っているから不潔ではないという実証になりました


個人的には「髪の毛」は大丈夫かと思いますけどね

紗霧が家に来た時と今とでまったく髪型が伸びていないのは
おかしいんですけど本来ならばどれだけ毎日洗っていても
そのヘアスタイル維持に不必要なところはカットしないと
どんどんボサボサになってくると思うんですけどという事


サイドと後ろはまあ伸ばしっぱなしでも構いませんけど
前髪はちゃんと段差があるし量も鋤いてる

あれを維持しようと思ったら最低でも3か月に一回はちゃんとプロの人に
カットしてもらうべきなのであって



前作「俺妹」が割とリアルよりな世界観を書いているので
あのキャラクターたちは「ちゃんと定期的に髪を切っているんだろうな」
という「生きている」感じが伝わってきましたが

「引きこもりなのに髪の毛が常にサッラサラな妹」
というファンタジー設定が受け入れられるかどうか


ここでも俺妹から見てた読者の脱落者が出そうですが進めていきます



 ターンオーバーの目玉焼きにトマトとレタスのサラダ


ここもアニメ1話とは異なる内容、というか食事内容

アニメ版のオムライスが紗霧役の藤田茜氏がニコ生で
披露したモノを元に作画されていると後で知りました
(当時はいまいち俺妹ほど面白く感じず切ることもあり得たので
ニコ生は振り返って見てない)



故に原作の方では夕食に出されたこれを
正宗が「朝食みたいなメニューだな」と感じたのに対して

正宗が登校する前に出されたアニメ版オムライスは
「朝にそれは重くない?」と真逆の印象になってしまった所も
見比べて面白いと思いました



 明らかになる両親の死


明言されていない物の両親について触れられてすらいなかった
アニメ版と違いこちらは予測出来うるだけの情報を記述していました




俺たちを残し新婚旅行へ向かう二人は
高校生カップルのように初々しく幸せそうに見えた


その後の思い出したくもない事情は省略させてもらうが



この記述によりアニメ版より容易に
「両親の身に何かあったか」を察することが出来る


アニメ版の描写だけでも予測しえた事だが
再婚した正宗の父と紗霧の母はもうこの世には・・・



 初投稿でいきなりデビューしたことが明らかになる


アニメを12話まで見た限りマサムネはデビュー後
かなり苦労している模様

担当編集から相当のボツ出しを喰らっている模様
でしたが「デビュー」までは割とすんなり進行したようです

(そこに至るまで他の新人作家は苦労するらしいとの事)

そして「俺って天才かも」と増長しかけたがすぐに
「運が良かっただけ」と考えを改めたことも語られます



まだデビューすらしていない、投稿すらしていない作家志望者は
「やったるでー!俺はやれば出来るんだ」と結果を出しても無いのに
思い込んでしまう傾向に陥りがちなんでマサムネは
割と早い段階で打ちのめされて良かったと思いますけどね


 

 智恵が同級生枠ではあるが幼馴染では無いことが明言されている


アニメ版を見ていると分かりづらかった部分
前作の「田村麻奈美」という前例が存在するので
やたらと仲が良く「ムネくん」と下の名前の愛称で呼んでくる
智恵は原作未読の多くの人間が「今作の幼馴染枠か」と誤認したはず



三年前初めて自分の書いた本が店に並ぶとき
自分の本が売れるかどうか見守るという不審な行動を
していたら智恵の父に捕まって・・・

そこから友達付き合いが始まったらしい


これにより私の中でまた智恵ちゃんの評価が上がった原因でもあるわけですが

「幼馴染でもないプライベートの友達が下の名前で呼んでくれる」
これはポイント高いです


ムラマサとエルフは友達でもありますが
仕事仲間やライバル作家という一面もありますからね


やっぱり智恵ちゃんの距離感とくだけたしゃべり方は最高や
グッとくる



併せて読もう

惜しむべきは
作者の中でこの枠のヒロインは目立たせたくないのか

一巻の時点では智恵ちゃんのデザインが出来上がってません
イラストも描き下ろされていませんし巨乳設定もありません


いやむしろイラストが出来上がってからサブヒロインに昇格したのか?



一章途中ですが感想はまだまだ続く


 エロマンガのブログ


原作第一巻よりエロマンガ先生のブログ名
アニメ版では「おぱんつのさきっぽ」というエロマンガ先生の性癖を
垣間見たような「ひどい」(誉め言葉)ブログ名でしたが
原作はいたってシンプル


さらにアニメでは描写されていなかった脚注が

※島の名前が由来です えっちなマンガとは関係ありません


多数決ドラマの際あやせにペンネームの由来について問い詰められた際
この文句が出てきましたがどうやらアニメ版ではとくに拾わない模様?


肝心のエロマンガ諸島は「イロマンゴ」もしくは「エロマンゴ(現地発音)」と
表記が見直されつつあるのですが



それはそれであらぬ妄想を掻き立てそうな名称ではありますが



なんで間を取って「イロマンガ」にしなかったのか
(紗霧ではなくエロマンガ諸島の名づけした人にモノ申してます)


イロマンガ諸島だったらえっちな妄想を掻き立てる要素は
比較的おしとやかになると思うんですけど




 「エロマンガ先生のペンネームで検索したりした?」


アニメ版ではあっさり場面転換した正宗と智恵の
エロマンガ先生の正体探しのパートがすこし長引きます


エロマンガ先生のペンネームは「エロマンガ先生」ではなく
「エロマンガ」ですので当然検索欄にも「エロマンガ」と打ち込まなければなりません


「したよ。えっちなマンガのサイトしか出なかった」



この作品「エロマンガ先生」がアニメ化した際には
こちらの「エロマンガ先生」のほうが検索欄1ページ目を占拠するくらいには
なるんじゃないかなと思っていたのですが

今検索した結果だと本当にエロ漫画サイトだらけでした
1ページ目に「エロマンガ先生」の意味で出てきたのは公式と同人の2サイトだけ


そのうち一つは「エロマンガ先生のエロ漫画」


「エロマンガ諸島」は1ページ目にすら出てきません


お前らどんだけエロ漫画好きなんだよ




検索エンジンにまで間違った意味の「エロマンガ」を教え込むなと



 エロマンガ先生のWEB活動「動画配信」

「イラストを描いている所を生放送する」の他に
アニメでは触れてませんが「公式許諾を得たゲーム実況もやっている」との事


「公式許諾」という所がミソですね
商品として世に出るラノベに「無許可で配信している」事を書くと
真似する人間が出てくるのか


現実では勝手にプレイ動画あげて
無収入ならまだしもアドセンスつけて配信なんて
無名から大手まであふれているなんてザラだし


エロマンガ先生はイラストレーターとして著名人だから
訴訟されることを恐れた?


無許可でも広告つけずに無料で配信しているなら
まず訴訟は無いと思いますが



訴訟されるとしたら
「エロマンガ」という卑猥なペンネームの人間が実況したという事で
「風評被害を被った、訴訟」
という理由でしょうがこれだと公式許諾されてるゲームのメーカーからも
訴訟されうる可能性もあるわけだし


「当社のゲームとエロ漫画は全く関係ありません」と後後弁明しなくてはならない

まさしく


「そんな恥ずかしい名前の人は知らない!」という事例ですね



 担当編集、神楽坂あやめの怒声


場面はとんで編集者との打ち合わせシーンまで
新シリーズ3作の完成原稿、アニメ化した際の脚本まで持ちこんだ
正宗への罵倒が「アホかー!!」だけで済ませていたアニメ版とは違い
色々本音をぶちまけています




「それ全部読んで捌かなくちゃいけないこっちの身にもなってよ!
ただでさえ忙しいのに!この調子だと毎週新作書いてくる気でしょ!
止めないけどつまんなかったら序盤しか読んであげないんだからね!わかった!?」



ふわぁ


なんかこの神楽坂さんいいわ



アニメでカットしたのが悔やまれるシーン

ちゃんと年下にも敬語を使う優良編集かと思いきや
こういう「地」が出る一面もあるんですね~



 

 「私のノウハウで厳選した読者の感想です
「私の意見」だと思って受け止めてくださいね」


「ネットで感想は見ない」正宗に対してネット上の意見を
プリントアウトしたものを渡す神楽坂さん


「厳選した」だから
TDN言いがかり的なアンチ意見は流石に弾かれていると思うが


このエピソードってもしかして
伏見つかさ自身の担当編集にやらされた事をネタにしている!?



「ファンレターでしか意見を聞かない和泉先生は
痛めつけて成長してもらわないと」


その神楽坂さんのセリフの後に



「読者よこれが編集だ」

という正宗の投げかけが


おそらくメタフィクション的に今「エロマンガ先生」を読んでいる読者
という意味と「自分の作品を読んでいる読者」という意味を含んだ物だと思うが


そしてわざわざここ重要なところですよと
いわんばかりに強調しているのが「これは実話」ですと言いたげ


伏見つかさは担当編集に散々いじめられてきた!?



あの三木さんって編集者他にもヒット作品抱えてるし
原作者よりメディアに出てるし


「俺妹」の時も相当ボツ出したっていうから

三木=神楽坂のつもりでこの作品で愚痴をぶちまけているイメージがありますね



このやりとりがアニメでカットされたのは三木の指示だった!?




まだまだツッコミ所が続く原作小説
一章も終わってねえ



追記日:2017/07/06

 どっかのアニメ主人公がドア攻撃を見事に受け止めていたが

正宗の心の声より抜粋

どっかのアニメ=俺妹?
京介が桐乃のドア開きを受け止めていた場面が想像できますが
私が「狭く深い」アニメオタクで広く見ていないので
他のアニメでもありふれた描写なのかわかりかねますが


 初めてエロマンガ先生にイラストを描いてもらった時
「すげー嬉しくて原稿用紙100枚近く手紙を送った」


後にムラマサ(作家としてではなく一読者梅園花として?)
から近い量のファンレターをもらうことになるマサムネ

「似た者同士」という対比がなされる組み合わせであるにもかかわらず
このエピソードをアニメでカットした謎


参考記事:

このエピソードをカットしていなければ
アニメで「便せん50枚」の下りが出たとき
「マサムネ先生もエロマンガ先生に100枚の手紙を送ったじゃないですか~」
と印象付けることが出来たのに



 そしてこの手紙に関わらず謎なのは
出版社経由でファンレターが送られてくる場合でも
気づかないもんですかね?と


「なんで俺がエロマンガ先生に出したファンレターが紗霧宛に届いてるんだ?」とか

「出版社からエロマンガ先生あてに新刊の見本?
なんで俺の住所に?」とか

紗霧はアニメ8話の描写を見ても分かる通り
配達物を受け取るのでさえ(たとえそれが自分で買った趣味の物でも)
外に出るのを拒んで兄に経由してもらっている


自分がイラストを担当した本の見本などは送られてくるはずだから
出版社には住所を伝えていると思うが・・・

いやまてよ、それだと出版社側はマサムネとエロマンガ先生が
同じ住所に住んでいる家族だって事は知っているって事になるが・・・


まああの編集なら


「和泉先生とエロマンガ先生が兄妹?知ってましたよ住所同じだったし」
とかサラっと言ってのけそうですけど



 「絶賛二股中の先輩が、めちゃくちゃ綺麗なラブコメ書くもん!

紗霧に「友達も彼女もいないから友情も恋愛も描写できてない」と
指摘されたときの言い訳

「実際の経験は関係ない」の例としてこれを挙げてますが
これ、実在のラノベ作家の話じゃないですよね?伏見先生


ラノベ業界はアニメ同様この作品みたいに気に入った作品しか読まない
(というか記事のためとは言えラノベ原作アニメの原作を読もうとしたのは
これが初めて前作「俺妹」すら原作はまだ読んでいない)
私にとって詳しい世界ではありませんが

実在のラノベ作家にこれを実際に行った作家がいて
ラノベに少し詳しい人達の間では鉄板のネタと化しているのなら

すんません、元ネタがわかりません
と謝っておきます


そして「実在の人物」であった場合
伏見先生はそれを暴露することで何を得ようとしているのか

単なるモテる人間への嫉妬でしょうか



ってかラノベ作家ってモテないんですか?
伏見先生ほど大成功した人でも


あれだけ有名になれば普通
「女性ファンとコイニハッテンシテ」という大物YouTuber並みの妄想も叶えられそうな気がするんですが




 「お前だって戦闘シーン描くのヘタクソじゃねーか!」

上記の会話の続き

お互いに言い出せなかった相手の仕事に対する不満感をぶちまけていますけど
これはいただけない


「どれだけ熱くなってもそれは言っちゃあかんわ」と思ってしまいました

アニメ版でカットされていたのを良采配と見るべきか否か

(そのせいでアニメ4話「エロマンガ先生」で唐突に
「俺が戦闘シーン下手って言ったの気にしてたのか?」という発言が出てきてしまいますが)


挿絵にするシーンを戦闘以外から選べばいいだけじゃないっすかね?

可愛い女の子を描く技量はあるんだから
戦闘シーンはアニメにでもなった際アニメ会社に丸投げする感じで



 「外見設定送ってもその通り描かねえじゃねえか!
巻が進むにつれてヒロインの身長が伸びたり縮んだりするアレはなんなのよ」


同じく言い合いの続きから

「同じ身長設定のはずなのに並ぶシーンで頭一個分くらい違ったりする」事も


伏見つかさ氏は「背の高いのが好き」という性癖?趣向があり
前作「俺妹」の登場人物は沙織バジーナの180センチは「大柄な少女」
という設定上仕方ないにしても

桐乃、あやせが165センチ

小柄だと思われていた黒猫も160センチと女子中学生にしては
「高い」身長の持ち主であふれている


後に黒猫だけ155センチと改められ(原作でもそうなったかは定かではない)
桐乃との隣りあわせのイラストでは身長差を意識した作りになっている


描いていくうちに黒猫のキャラクター的に
桐乃よりも身長差が10以上あったほうが映えると考えたのか
無意識にそうなったのか


桐乃と黒猫の身長差に対して当時「165と160なのにこの身長差はなんだ!?」
と伏見先生がかんざきひろ先生に不満を漏らしそうになったのか定かではないが

そんな感情も疑ってしまう一文


担当である三木氏に「それは君だけの性癖だから」とでも諭されて
しぶしぶイラストに合わせて「アニメの黒猫は155センチ」に納得したのか




 総評・・・87点

私は先にアニメ版全12話を視聴した後で原作小説を手に取ったので
この点数だったがもしもまだアニメが放映されていなくて
「俺妹」完結直後この「エロマンガ先生」を読んだのなら少し物足りなく感じるかもしれない


「あれ?俺妹と比べて今回はおとなしめの話なんだな」と


先にアニメを見た私は「後々面白くなる」事を知っているため
最後まで読んだが

人や環境によってはここで「俺妹ほど面白くない」
と切ってしまう人もいるかもしれない


いずれにせよアニメ版一話の尺に収まりきらなかった
ところが補完出来て良い感じだと思う

神楽坂さんが素になって怒る場面でちょっとドキドキした俺はたぶんM










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